改正された労働者派遣法が来月9月から施行される予定です
労働者派遣法が成立してから30年です
自分の親よりも、上司よりも若い…ちょっと意外な事実に驚いたのをきっかけに、派遣法ってどうしてできたんだろう??という疑問が出てきました
派遣会社に勤める者として知っていなきゃだめですよね!?(。>д<)
今の派遣の制度を正しく理解、活用するためにも、成り立ちを知ることは大事なことですよね
派遣社員の皆さんにもぜひ知ってほしいなと思ったので簡単にまとめてみましたヾ(*・ω・*)
江戸時代から派遣はあった
どんなことにも歴史はあります
派遣はいつからあるのかなと調べてみるとなんと江戸時代にまで遡ります(・ω・。)
今でいう派遣会社は江戸時代では手配師、人貸しと呼ばれていました
おもに建設業界を中心にしていましたが、実に多種多様の業種に人貸しをしており、あの参勤交代の大名行列の人員も、お抱えの奉公人だけではまかないきれない為、人貸しが活用されていました
江戸時代には派遣に法的な整備がされていないので、雇用関係や責任の所在はあいまいで、不当な中間搾取(ピンハネ)も横行し、二重三重の又貸し派遣が平気で行われていました
この為、人貸しを行う業者は怪しいと思われるようになってしまいました(・ω・`)
それを変えたのがマンパワー・ジャパンの設立です
アメリカのマンパワー社が日本法人のマンパワー・ジャパンを設立したのは1966年
マンパワー・ジャパンは日本にある外資系の会社への事務職派遣をはじめ、国内の商社や銀行などにも手を広げていきました
それに続くように今では大手とよばれる派遣会社が次々と現れ始め、人材派遣の市場が成立しました
後の1985年に労働者派遣法が成立、翌年の1986年に施行されました
正式な派遣は日本で生まれたわけではなかったのですね(-@∀@)
労働者派遣法が成立してから30年
この30年の間にさまざま改正が行われてきました
当初は専門的な13の業務に限って派遣を認めるというかなり限定的なものでしたが、時代の変化に合わせて改正が重ねられてきました
今回の改正ではすべての業務(禁止業務は除く)に対しての派遣受入期間の制限が、ひとり3年間に延長されます
※禁止業務
港湾運送業、建設業務、警備業務、医療業務
さらに同じ業務に継続して3年間従事した派遣労働者に対して、派遣先で直接雇用に切り替えることの努力義務も定められ、労働者保護が強化されます
ざっくりとまとめてみました(`・ω・´)
今回の改正案の施行日は9月30日をめどに調整されています
成り立ちを知ったのでぜひこれからの動きにも注目したいですね!(。・ω・。)