年齢の話になったとき数え年では何歳?満年齢では何歳?と聞かれて、混乱してしまったことはありませんか??
当社に登録にお越しになるスタッフさんに書類を書いてもらう時に、中には数え年と満年齢がごっちゃになっている方をよく見かけます
わたしも以前は、実家のおばあちゃんと話をしていると数え年では何歳だとかそういう話になることがあり、なに数え年って??と思っていました(。・ω・。)
そこで年齢に関することをいろいろまとめてみました
なぜおばあちゃんが数え年で話をするのかというと、かつて年齢の数え方は数え年だけだったのですが、明治時代に入ってから満年齢が推奨されるようになったからなのです!(`ω´*)
数え年と満年齢の数え方の違い
数え年は生まれた時点が1歳で、以降元日を迎えるごとに1歳加える
満年齢は生まれた時点が0歳で、以降誕生日を迎えるごとに1歳加える
満年齢は法令では、毎年誕生日前日の午後12時をもって1歳を加えることになるとなっているので『前日の午後12時=当日の0時』という解釈で、誕生日を迎えるごとに1歳加えるという表現をしています
満年齢の計算はとても簡単
満年齢は現在の年-生まれた年というシンプルな計算で、まだ誕生日が来てない人はその数から1を引けばOK
たとえば
2000年8月生まれの人が2015年9月に歳を計算するとき、
2015-2000=15 満年齢は15歳
2000年8月生まれの人が2015年7月に歳を計算するときは、
2015-2000=15 7月だとまだ誕生日が来ていないので-1で、満年齢は14歳
数え年は公的な場面で便利だった
現代の感覚でいうと、数え年のすべての人が元日に一斉に歳を取るという考え方にはやや違和感がありますが、そんな強引な感じのする数え年にもちゃんとメリットがあって使われていたのです
以前の日本では元号や学年などは『1年』から始まるもの
0年という概念はありませんでした
さらに家族内での多数の子供の公的制度・地域行事での年齢基準について、個人ごとに日付で細かく加齢のタイミングを扱うのは大変だからという理由から、元日に1歳加齢する単純計算が採用されていたのです
昔は大家族の世帯が多かったですし、役所は今ほどしっかり機能していませんでした
才と歳の使い分け
この2つの漢字には明確な使い分けに関する決まりはありません
公的な書類などでは歳を使うのが一般的です
満年齢と数え年なんとなく違いは分かっていたけど、理由までは知らなかったという人は結構いるのでは??
おばあちゃんとやっと話がかみ合う気がする(`・ω´・)